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アスマットの原始美術(戦闘楯パネル彫刻23)
アジア・オセアニ地域を代表するプリミティブ・アートの最高峰。イリアンジャヤ(西部ニューギニア)のアスマット(Asmat)地方で製作される彫刻は、ニューヨークにあるメトロポリンタン美術館にアスマット・コーナーが特設されるように、世界的な評価を得ています。日本ではまだまだ馴染みのない「Primitive Arts」も、欧米のコレクターの間では、彫刻オブジェの最後の一品として『いつかはアスマット彫刻を手に入れたい』と言われるほどに高い人気を誇っています。インドネシア文化宮では、アスマットの中心地アガッツ(Agats)村で開催される「アスマット芸術祭」の国際オークションに参加し、厳選されたハイレベルのウキラン(彫刻)を収集してきていますが、今回、その中から展示(例えば、1997年東京・お台場で開催されたインドネシア森の芸術展に出展)を終えた数点を放出することとなりました。 写真の戦闘楯風パネル彫刻は、サイズが高さ106cm、上端の最大横幅が約41cmの、一見足裏の形にも似たユニークな造形です。戦闘楯とも見紛う形をしていますが、裏側にあるべき取っ手が付いていません。つまり、戦闘楯を基礎に、パネル彫刻を考案したと考えてよいでしょう。重さはおよそ1.8kg。アスマットの三原色である、赤(赤土)、黒(炭)と白(貝殻粉)で彩色されています。
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